Python

Python – ② 起動・演算・変数

起動

 前回でPythonのインストールは完了しました。今回は実際にPythonをいじってみましょう。キーボード上の[Windows]キーを押してスタートメニューを表示し、アプリ一覧から『Python 3.6』→『IDLE (Python 3.6 64-bit)』を選択してください。このようなウィンドウ(画面)が開くと思います。

 

 

 はじめはこれを多用していきます。

 

演算

 プログラミングをやるうえで重要なことの一つは演算(計算)です。コンピュータは0と1の計算で動いているというのは有名な話ですが、プログラミングにおいても同じようなことが言えます。まずは演算をするために次のように入力してください。入力は『>>>』の後だけで、入力が終わったら[Enter]キー(↵)を押してください。そのあとに青字で結果が表示されます。

 

>>> 1+2
3
>>> 12-7
5
>>> (-2)*(-4)
8
>>> 15/(-3)
-5.0
>>> 19//6
3
>>> 25%7
4

 

 『+』、『-』はそのままの『プラス』と『マイナス』を表し、『*』は×、『/』は÷と同じ意味です。『//』は左の数を右の数で割った商を、『%』は余りを示します。これが基本となります。

 

 演算は整数だけでなく小数でもできます。

 

>>> 1.5*2.5
3.75
>>> 46.2+34.7
80.9

 

変数

 変数(variable)とは具体的な値を入れておく箱のことです。

 

 

 中学・高校の数学で
 x=10 , y=2
といった数式を見たことありますよね。簡単に言えば変数もこれと同じです。この場合xやyといった文字が値を入れる『箱』になります。箱につける名前は基本的に何でも構いません。自由に名付けた変数に好きな値を代入できます。書式は以下の通りです。

 

書式
>>> 変数名=値

 

 実例を見てみましょう。

>>> abc=10
>>> xyz=20

 

 上の例のように変数名は何文字でも構いません(abc、xyz)。ちなみに変数の名前は基本的に自由だと紹介しましたが、実は次の三つの規則があります。
 
 ① 使える文字は半角英数字(A〜Z、a〜z、1〜9)と_(アンダーバー)だけ
 ②最初の文字に数字は使えない
 ③予約語は使えない

 

 ダメな例です。

 

>>> あ=1
>>> 2a=5
>>> True=100

 

 それぞれ上から順に①、②、③に違反しています。

 

 変数の中身を見たい場合は変数の名前だけを入力して[Enter]を押せば表示されます。

 

>>> x=2.5
>>> y=0.5
>>> x
2.5
>>> y
0.5

 

 変数はその名の通り『変』数というぐらいですから、中身の値は変更できます。

 

>>> a=5
>>> a
5
>>> a=10
>>> a
10

 

 さてここで先ほど紹介した演算と変数を組み合わせてみましょう。

 

>>> number=5
>>> number * 6
30

 

  最後に変数の応用を紹介します。次のコードを見てください。

>>> x=10
>>> x=x+2
>>> x
12

 

 初見だと???になってしまいます。しかしこれも立派な変数。これには値の代入に用いた『=』の意味を正しく知る必要があります。厳密には『=』は『右辺を計算して左辺に代入する』を表します。『左辺と右辺が等しい』ではありません。このサンプルコードではまず、一行目でxに10を代入しています。

 

>>> x=10

 

 次に二行目で10が代入された変数xに2を足して、それをxという(名前は同じだが実際は別の)変数に代入しています。

 

>>> x=x+2

 

 これがこのコードの正しい流れです。結果的に最新のxの値は12となっています。このテクニックは結構使うので覚えると便利です。

 

 第2回で紹介したのは演算と変数でした。楽しかったですか?次回もお楽しみに!