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完璧主義の長所・短所【悪いだけでもない】

物事に取り組むうえでどのような姿勢で臨むかは人それぞれ。大雑把な人もいれば細部までこだわる人もいます。あなたの身の回りにも一人ぐらい完璧主義者はいませんか。何かと完璧主義は批判されるもの。すべてを完全にやるのは無理。全部にこだわっていたら何も成し遂げられない。いろいろ言われますが、悪い面ばかりでもなさそうです。餅ラ音弊害がないと言ったらうそになりますが、両方の側面から探りを入れてみたいと思います。あなたはどっち派ですか?

短所
長所

短所

完璧主義の良くないところは全部を上手くやろうとして行き詰ってしまう点。このタイプの人はマルチスレッド(複数のことを同時並行でやること)が大の苦手です。シングルスレッド(1つのことをすること)で集中的にやるのは得意ですが、量が増えた途端に太刀打ち出来なくなります。

朝は6時ピッタリに起きよう、それからあの電車の●※号車▲★ドアから入ってすぐの端っこの席に座って、会社に着いたら2時間であの仕事をやって昼ご飯までに資料作りを終えて、それからそれから・・・。

これ自体が悪いことだとは言えませんが、例えば電車の遅延が発生したり、午前中に急にクライアントへの対応をしなければならなくなったらどうでしょう。一日のノルマをびっちり決めていると、他のことが追加された場合に予定が吹き飛びます。

また、休日に職場からお持ち帰りした仕事をやる時にこんなことも起こり得るでしょう。

午前中は眠気が取れないから100%の集中力で仕事ができそうにないな。午後にしよ。 → 昼ご飯食べてたら面白い番組やってる。最後まで気になるから、本気で取り組むためにも仕事は夕方にするか。 → 家事手伝えって言われたよ。そろそろ時間やばいけど、手伝った後でガチでやろ。もう決めた。絶対やる。

たいていこのような時、本題が始まるのは21時を過ぎてからです。完璧な状態での仕事を目指すあまり先送りしてしまう嫌なクセ。ガチ完璧主義者に言わせればただ切り替えのできないダメ人間かもしれませんが、ダメ人間にも少なからず「完璧」な環境でやりたいという心理が働いていると思います。

人はコンピューターと違って緻密に作業ができる訳ではありません。何事も程よく決めておいて程よく実行するのがいいのではないでしょうか。あと、完璧な環境など存在しないので、少し気に障ることがあっても適度に集中できる人の方が評価されます。

長所

以上のようによく批判されてしまう完璧主義。でもだからこそ手に入る恩恵もあります。それはズバリ「良い結果」。ただしこれを手に入れるには少し精神的な強さが必要です。

先ほど短所のパートで紹介した通り、人は100%の正確さを実現できる生き物ではありません。だいたい目標を設定すると、70~80%まで到達できればいいほうです。これではいつまでったっても真の意味で目標をクリアできないのですが、解決する手段が1つあります。

それは本来の目標よりも2歩か3歩先に目指すべき地点を定めることです。

上の図で言えばX点(目指す地点)の70%ぐらいが丁度G点(本来の目標)になっています。これで本来の目標をクリアできますね。

完璧主義者の長所はこれです。このタイプの人が定める目標はまさにX点に当たります。本人たちにとっては「本来の目標」(=G点)のつもりですが、常人から見れば合格水準であるG点をはるかに超えています。ですから結果としてXの70~80%の水準、つまりGが達成できるのです。

普通の人は意識的に目標を高くする必要があるのに対して、彼らは生まれつきそうするクセが備わっています。当人たちはXを100%達成できないことに悩んでしまうのかもしれませんが、Gに到達しているだけで十分に世間の評価が得られます。

このように完璧主義にもメリットがあります。しかし前提としてXというGよりも高い目標でも、それを見失わずにアプローチできる精神力が必要です。もし我慢ができなければ、たちまち長所は短所に代わってしまうかもしれません。

まとめ

完璧主義の長所と短所は表裏一体!長所のほうを手に入れたいと思いましたか?まず第一歩として完璧の「璧」と「壁」(かべ)の字の区別が「完璧」にできるようになりましょう。